PHOTOGRAPHER
昨日、ハンブルグ駅現代美術館に、ふらふらと寄り道しながら向かう。
途中、思いがけずベルリンの壁に到着していた。
50メートルあるかないかくらいの、保存用の壁が残され
その先の壁は、建設工事のため、普通に壊されかけていた。
その保存用の壁の前の電柱に、赤い車がクラッシュしたまま放置されていて
思わず写真を撮った。
無心にシャッターをきっていると
隣りのおじさんも、おもむろに携帯カメラで撮りだした。
あなたもこれに惹き付けられた?と、少しばかりの仲間意識でおじさんを見ると
「これ、俺の車なんだ。」と言った。
少し褪せた赤い色の車は、ここ数ヶ月放置されているかのようだったので
まさかここに事故った張本人が登場するとは思ってもいなかった。
今更ながら、「写真撮ってもいい?」と聞くと、
少し哀しげな表情で「全然いいよ。」と言ってくれた。
GR1で撮影した。
その後、無事ハンブルグ駅現代美術館に到着したけど、
最初、近くに来ているのに、
地図に書かれている場所と微妙にずれていてなかなかわからなく、
何度も道を訪ねた。
地図で微妙な誤差はおおいに間違っている。
持ってきたドイツの本は、そんな事がちょくちょくあり、困る。
ベルリンは、実家の年末年始の空模様に似ていて、かなりの寒さ。
そんななじみのある空気の匂いが、
少し夢見心地にさせる。
毎朝起きるとどこにいるのかよくわからないでいる。
走っているバスやタクシーはベンツで、
乗用車もしかり。ベンツやBMW、プジョーといった
日本では高級車でおなじみのものばかり。
しかし現代のまるっこいデザインの車の風潮は、ここベルリンでも一緒だった。
少々残念に思った。
もっとカクカクした、四角い昔の車が好きだから。
あんまり計画も立てずに来た割には、
かなり充実したベルリン生活を堪能している。
後残すは、今週末のクラブ。
先週末はwatergateとTresorに行く。
Tresorはこの少々夢の中にいるようなベルリン滞在を
更にリアルな夢の世界へ惹き込む様な、
近未来なのに荒廃している様な、
「AKIRA」に出てきそうな場所だった。
watergateかTresorなら、Tresorをすすめる。