aspects in life.

友達が結婚をした。新郎も新婦も友達。
ひょんなことから、新郎(以下「Sモン」)と出会い、
街中でとある広告写真に写っている芸能人を指差し、
「彼女のお父さんなんだ。」と言い放ち
なんて大胆で粋なジョークを言うオーストラリア人なんだろうと思い、
初対面から漫画のハナシで盛り上がった。
アメリカ帰りであった私は、
Sモンとルームシェアをすることになった。
シェアは、Sモンと当時はJというこれまたカナダ人の3人とではじまった。
お互い職種は違っていても、似た様な分野での仕事だったから
お互いの仕事に深くは立ち入ることもなく、
おそらく単純に興味がなかったのか、自分の事で手一杯というか、
そういうのが心地よかった。
途中でJは出て行くが、その後にアメリカ人のMがシェアに加わり、
そんなこんなでシェア生活は3年以上も続いた。
J以外は流暢な日本語を話せるので、英語は全然上達しなかった。
それぞれの友達が泊まりにきたり。遊びにきたり。
彼女がいたり。彼氏がいたり。
御飯を食べたり、本を読んだり、漫画を読んだり、テレビを見たり。
異文化コミュニケーションとはまさにこれと言った具合だったが
プライベートな時間も沢山あった。
Sモンの彼女であった新郎(以下Sカ)は、
おっとりとした美人だった。
初めて会った時は、腰くらいまである黒髪の束が
履いているストッキングの色とはあまりにも対照的な存在で
一瞬で魅力的は人だと思った。
たまに見る、彼女のふらふらと撮る写真が、
毒っけたっぷりの濃厚なビジョンで、驚いた。
不思議と気を使う事なく同じ空間に居る事が出来た。
そんなSモンとSカが5月31日、めでたく結婚をした。
結婚式の写真を撮った。
あいにくの雨もふっとぶくらいの素敵な式だった。
写真を撮りながら泣いた。
RZ67のファインダーを覗くと、涙がぼたぼたと垂れてきて困った。


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